看護師のお悩みとお仕事的コラム

看護師の卒後教育の是非について

看護師の卒後教育は非常に大切なものです。
看護専門学校・大学を卒業すれば、一人前の看護師になれると思っている方は大勢います。
しかし、実習の段階になり、この仕事に嫌気が差してしまう方も少なくありません。
看護学生にとって実習は一番辛いものですが、実際に働くともっと辛いのです。
入職してしばらくは、頭で考えていることを実践する力はほとんどありません。
職場を離れればイメージトレーニングは完璧に行えたとしても、いざ職場に入るとパニックになるものです。
新人看護師が一人前になるためには、卒後教育を徹底する必要があるのです。

職場探しをするときは、新人教育の有無・内容をしっかりと調べておきましょう。
新人時代から即戦力を求めてくるという無茶な職場もあるのです。
特に看護師が不足している職場ほど、教育に時間をかけている余裕がありません。
大学病院は教育制度の質が高いですが、誰もが就職できるわけではないでしょう。
一般病院に応募する際も、卒後教育制度について調べておくことです。

新人教育では、臨機応変に看護を展開できるように教育されます。
さまざまな症例を見るという意味でも、規模の大きな病院に勤務したいものです。
教育を受けるうえで大切なことは、自分で考えて自主的に行動することです。
相手任せにしている方ほど上達しないのは間違いないです。
自分で考えなくては、さまざまなニーズに適応した看護ができません。
自分でよく考える看護師と、あまり考えない看護師とでは、3年後のスキル・実践力は歴然の差となります。
知識だけをたくさん詰め込んでも、いざというときに行動できるとは限りません。

現在はプリセプターシップを導入する病院も増えています。
専属プリセプターがつき、マンツーマンで指導してくれるのです。
同じ先輩から教育を受けられるのが最大のメリットです。
その日によって教える人が変わると、新人時代は混乱してしまうでしょう。
プリセプターシップを導入している病院は、看護師の転職サイトで探すことができます。

今日の部屋持ち:いずみん

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