看護師のお悩みとお仕事的コラム

病院でメリークリスマス

クリスマスのイベントは大切にしたい!と思いつつも、お仕事の日ってありますよね。看護師も24時間365日の勤務をしているわけですから、クリスマスに勤務する看護師は必ずいます。私もクリスマスに1人の看護師として、小児病棟で働いた経験のある1人です。12月のシフトが出された時に、クリスマスイブに深夜勤務かと、テンションがものすごく低くなったことを覚えています。

しかしながら、このクリスマスに働くことで私はとても大事なものを得ることができました。今回は、クリスマスで働いた私のエピソードについて、ご紹介していきたいと思います。

私はクリスマスイブの日中は睡眠をとり、深夜勤務の開始時間の23:30に病棟につきました。案の定、患者さんの情報収集を取りながら、モチベーションはものすごく低い状態です。そのような中、お仕事は切り替えて行い、朝を迎えました。

その時です。

「わぁ~」と子どもたちから大きな声が聞こえてきました。お父さんやお母さんがプレゼントを枕元に置いていたものをみた子どもたちの声です。病気の子どもたちが目を光らせて、とても嬉しそうな顔をしていました。「ねぇねぇサンタさんきたの?」と聞いてくる子どももおり、私はとても温かい気持ちになりました。

病院で入院している子どもたちは、お家でクリスマスを迎えることができません。もちろん、朝、起きた時にはお父さんやお母さんはそばにいません。おそらく、子どもたちの両親も子どもたちの笑顔をみたかったことでしょう。

子どもたちは、本当にうれしそうに話しかけてきてくれました。

サンタさんは、私にもこのようなことを感じる機会をプレゼントしてくれたように思います。私はクリスマスの日にどこかに行きたいとかという希望よりも、子どもたちのそばで付き添うという大切さを学ばせていただきました。

病院でのクリスマスは、とても貴重な体験でしたし、私の人生の中でも記憶に残っていくでしょう。

今日の部屋持ち:bis

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