看護師のお悩みとお仕事的コラム

勤務中(夜勤)にどうしても眠くなった時の対処法

夜勤のある職業では、夜間の睡魔との闘いも必要になります。

通常、人間は日中に働き、夜間は体を休めるものです。肉体の生活サイクルもそのようにプログラムされており、それに逆らって生活することは肉体的にも精神的にも少なからず負担を強いることになります。とはいえ、仕事である以上は起きていなければならないのが現実です。

眠くなってしまった場合の対処法をいくつか見ていきましょう。

まず、眠くなった時に効果的な方法として挙げられるのが、物を食べると言う事です。単純に空腹を満たすために食べるのではなく、咀嚼をする事で脳に刺激を与えて目を覚ますことが出来ます。その場合、柔らかいものでは刺激も少なくなりますので、出来るだけ咀嚼の回数が多くなるものを噛む様にすると効果的です。具体的にはお煎餅など固いものがいいでしょう。

次に挙げられる方法としては、会話があります。

何も喋らずに黙々としている状態では眠気も増していくばかりです。同僚や先輩、後輩など職場の人間との会話をする事で脳が活性化され、眠気覚ましになります。その際、併せて薄着になるなどする事で、より眠気を覚ます効果があります。

眠くなると体温が上昇しますが、一枚脱いで薄着になることで体温を下げて睡魔を遠ざけることも出来ます。ただし、あまりに寒い時期などにすると風邪を引くなどの可能性もあるので、季節や気温などを考えてしなければいけません。

究極的な方法になりますが、仮眠を取るというのも一つの手段です。どうしても眠くて、どのような方法を試しても眠気を覚ますことが出来ないと言う場合には、15分程度の仮眠を取る事でも全く違います。私の経験では、5分の仮眠ではそれほどに状況も変わりませんが、15分ほど集中して仮眠をする事でスッキリと頭を冷まして仕事をする事が出来るようになりました。

命を預かる現場ですから、眠気でうっかりとミスをしたなどと言うことが絶対にないように気をつける必要があり、そのための仮眠も必要ではないでしょうか。

通常のサラリーマンなどの場合、仕事中に寝るなどは許されることではないかもしれませんが、夜勤のある職場の場合、それは黙認される、あるいは仮眠自体が許可されていることも多くあります。たった15分、人によっては5分の仮眠休憩でスッキリと頭を覚まして仕事をする事が出来るのであれば、それが業務効率にも大きく関係してきます。ましてや日夜命の現場で働く看護師ともなれば、小さなミスすらも許されないものです。

眠気で頭もはっきりしない状態でミスをするよりは、休憩を取ってスッキリとして仕事をする事が必要です。それが結果的に患者のためにもなり、延いては病院のためにもなることです。

今日の部屋持ち:on

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