看護師のお悩みとお仕事的コラム

患者情報の紛失!?発見!?それってどういうこと?

個人情報保護法というものは、ご存知でしょうか。

看護師であれば、患者さんの情報やご家族の情報など、そのセクションごとで徹底されているため、言うまでもないでしょう。なぜなら、看護師という職業は、守秘義務ということが職務としてあるからです。

しかしながら、1月7日に、患者さんの氏名や入院予定日、疾患名、担当医などの情報が亡くなってしまったというニュースがありました。具体的には、約5000人の入院患者さんの個人情報が入っていたUSBメモリが紛失したとの事です。その後、一週間経って、そのUSBメモリが見つかりました。

無くなっていたものが見つかったということで、めでたしでした、というわけにはいきませんよね。なぜなら、個人情報がどこにあるのか把握できていない、つまり、重大なミスです。もちろん、これは私物のUSBメモリが院内外に持ち込まれていたことを問題視しており、職員教育の徹底などが今後の課題となっています。

また個人情報保護に関する規定の見直しを実施し、規定順守をしていくとしています。したがって、これらの事柄は、職員教育ということで、看護師も含まれているということです。看護師も含まれるということは、もちろん、新人看護師も含まれていますよね。

今回の件を事件だけにとどめることなく、事実として受け入れてみましょう。そうすると、身近なところにも個人情報が漏出してしまうかもしれないことが発見できます。特に新人看護師は、初めての体験や思いを誰かに表出したい構えでもありますから、個人情報の漏出が文書や記憶媒体ではなく、ご自分の口ということも考えられます。

看護師の世界では、ご自分を律するということもとても重要なことですから、今一度、自分をコントロールできているかを見定めなければなりませんね。普段、頑張っている新人看護師の方々は、もうすぐ2年目となりますから、次の世代に伝えられるように、自分を客観視することの重要性を養っていきたいですね。

今日の部屋持ち:bis

-看護師のお悩みとお仕事的コラム