看護師のお悩みとお仕事的コラム

2月は年度末の一歩手前!早めの整理整頓を!

2月が来れば、3月まであっという間です。

1月はお正月でのんびり、3月は年度末でバタバタ、それでは2月はどのような月間にすればよいのでしょうか。それは迷わず、この1年間の振り返りですね。つまり、身の回りの整理整頓も大切ですが、ご自分の経験の整理整頓です。特に経験の少ない新人の看護師さんなどは、今、思えば1年間あっという間に過ぎてしまったのではないでしょうか。

しかしながら、先輩としていえることは、今までの何年もの看護師人生の中で一番印象に残っているのは看護師の1年目だということです。何気ななく通り過ぎたエピソード、患者さんだけではなく家族との関わり、もちろん、同僚との人間関係など、この1年間で培ってきたことを思い出して見ましょう。

その時は、喜怒哀楽が激しかったかもしれませんが、今では過去になりますから、振り返って客観的に分析することはとても重要なことです。実際にあれでよかったということも大切ですし、もっとこうすれば患者さんに良いケアができたのではと内省することも重要です。その振り返りがあるかないかで、今後の看護師人生に大きく響くといっても過言ではありません。経験年数が少なければ、少ないほど、知識や技術も比例して乏しいかもしれませんが、新鮮さというものは経験年数が少ない看護師ならではの財産です。

現在、看護師の世界は過渡期にあるとも言われていますから、ふと思ったことが未来を変えていくかもしれません。しかしながら、大きな期待を抱く前に、客観的に分析することをしなくては、ただの無知として非難をされてしまいます。今後の看護師人生は、事例や看護研究など、客観性の繰り返しですから、振り返るだけでも大切なことです。

もちろん、ご自分が患者さんに言われて嬉しかったこと、ご家族から感謝されたこと、先輩からの労いの言葉などを思い出しても構いません。どの道、振り返ったことは来年度に向けての準備とつながり、それは新しい後輩のためでもありますから。

今日の部屋持ち:bis

-看護師のお悩みとお仕事的コラム