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先端検診センター施設が神戸に開設

医学の進歩は目覚しく、様々な新技術や新薬、機材などの開発が行なわれています。既存の医療機関もそれらの導入には意欲的になっており、昨今、神戸にある医療法人伯鳳会が先端検診施設の開設を行なう事が話題になりました。

現代医学をもってしても、全ての病気を根絶することは不可能です。

それは何故でしょうか?

多くの病気は、その病気の兆候を見つけ、その上で医師が判断して決定がなされます。つまり、最初の段階である兆候を見つけるということこそが、病気の根絶に不可欠な要素になります。しかし、それ自体が非常に難しいのが現実です。

神戸の伯鳳会が開設する先端検診施設は、最新の機材を使って血液検査ですい臓がんのリスクの診断し、全身の骨密度の状態を知ることで骨粗しょう症の状況を把握したりするなど、従来の医療検診では難しかった検診を行なう事が出来る最新の医療検診施設になります。

こうした医療施設を作ることで、より多くの方の体内に隠された病魔の有無を逸早く見つけることが出来、結果として、早期発見、早期治療を実現することが出来るようになります。それは、がんを初めとした生活習慣病の予防にも大きく貢献出来ることに他なりません。

伯鳳会が目指すのは、ただ単に病気の発見だけではなく、地元ホテルとの連携でフィットネスジムなどを使い、検診で得たデータと運動の記録を集めてより良い健康状態を維持するためのシステム開発も行なっています。個々人の健康だけではなく、日本社会全体の健康をより確実に守るための取り組みも行なっています。

私の周囲の医療従事者の間でも、この先端検診施設の存在は話題の中心になっており、より多くの病気の発見、治療に大いに役立つと期待がもたれてます。

設備投資などに多額の費用がかかるという問題もありますが、こうした施設が全国的にもっと増える事で、更に多くの方が病気を逸早く見つけ、治療を行なう事が出来るようになる日もそう遠くはないはずです。

今日の部屋持ち:いずみん

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