自分のこともケアして○ 頑張り過ぎはダメ×

看護師自身に必要なメンタルケア

数ある職業の中でも看護師は過酷な職業であると言われています。

労働の過酷さも然ることながら、人の生き死にに直面する機会が多いというのも理由にあります。それゆえに看護師には強い精神力が要求されることも多く、ストレスコントロールが重要になります。しかし、全ての看護師が自分自身のストレスを上手にコントロールすることが出来るわけではなく、現実にストレスに押し潰されて精神を病んでしまう看護師も後を絶ちません。

この状況を打開するためにも、リエゾンナースの存在は不可欠であると言えるでしょう。

リエゾンナースは精神看護を専門とした看護師のことで、精神科看護の高い知識と技術を持つ看護師を指していいます。基本的には医療現場で患者のメンタルケアなどを行う事を業務としていますが、看護師の相談に乗り、看護師のメンタルケアをする事もリエゾンナースの仕事の一つになります。

看護師は転職も多い職業としても知られており、職場が変わることで人間関係に馴染めずに悩む看護師も多くいます。また、業務に対するストレス、人間関係に関するストレスを上手にコントロールすることが苦手、あるいは新人の看護師などに多いですが、誰にも相談をする事が出来ずにストレスを溜め込んでしまう看護師などのストレスをメンタルヘルスで緩和するための人員としてリエゾンナースの配置が望まれています。

私の働いていた職場では、看護師の間の大小様々な問題は多くあり、都度、師長や当事者での話し合いで解決するなどをしていましたが、場合によっては禍根を残す結果になることも少なくはなく、結果としてどちらかが退職するなどのケースも多く見られました。リエゾンナースがいる事によって、最悪の結果を回避する可能性が高くなり、職場の環境も改善される可能性が大きくなります。

リエゾンナースが正しく機能している職場は、雰囲気も丸く、スムーズな業務遂行が可能な環境となります。今はまだリエゾンナースを配置している医療機関も多くはないですが、抱える大事な人材を手放さないためにも、リエゾンナースの配置は重要な要素であると考えられます。

今日の部屋持ち:いずみん

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