自分のこともケアして○ 頑張り過ぎはダメ×

夜勤の多い看護師がなりやすい病気とは?

最近、医療業界、それも看護師の間で話題になっているのが、夜勤の多い看護師がかかりやすい病気に対してです。

様々な職業に職業病と言われるものがありますが、通常だったらそれも命に関わるほどのものではない事も多く、あまり大きく取り上げられることはありませんでした。しかし、今回判明した看護師がかかりやすい病気と言うのが命にも関わる可能性があると言う事もあって、私の周りの医療従事者の間でも大きな話題になっています。

全ての看護師がかかりやすいというわけではなく、夜勤を行なう看護師がかかりやすいということが判明した病気が乳がんなのです。乳がんは働き盛りの女性に多い病気です。最近では男性看護師の割合も増えているため、夜勤を行なう男性にはリスクはないのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが、男性看護師には前立腺がんのリスク向上という事も同調査で判明しました。

ハーバード大が大規模に調査を行ったところによりますと、日勤のみを行なう看護師に対して、日勤と夜勤を交代で行なう看護師の場合には乳がんのリスクは1.8倍程度に上昇し、夜勤のみを行なう専従看護師に至っては2.9倍にもなると言う結果となったことが分かりました。

人の命を扱う職業にあり、病気の予防と治療を行なう職業と言う事もあって自己管理は非常に大きな課題でもあります。しかし、そんな看護師ががんのリスクが高くなる可能性を持っているということが分かった今、看護師には徹底したがん対策が必要になる事になります。

乳がん、前立腺がんの予防を行なうのは食生活の改善が鍵を握っています。

最近の研究ではメラトニンががんの抑制に大きな効果を持っていると言う事も分かっており、サプリメントなどの売り上げも好調です。サプリメントに頼らずに食事でメラトニンの補給を行なうというのであれば、メラトニンを生成するためのトリプトファンを含む肉類、乳製品、大豆製品、卵、バナナなどを積極的に食べることでトリプトファンを取り込んで体内でメラトニンを作ることが出来ます。

夜勤をする事で乳がんや前立腺がんのリスクが高くなるなら転職をすれば解決と安易に考える方もいるでしょうが、現実的にそれが難しいのが現状です。看護師の人材不足は昔から言われていることですし、夜勤を行なう人材がいなければ病院の運営もままなりません。だからこそ、メラトニンを摂取、生成することでがんのリスクを下げるなどの対策が必要になってくるのです。

バランスの取れた食事、栄養管理を行う事で健康的に働く事が出来る体を作ることが出来るようになります。食事を見直すことはがんの抑制だけではなく、様々な病気の予防にも繋がるでしょう。

今日の部屋持ち:いずみん

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