看護師のストレス/原因と予防・対策を考えてみる

看護師のストレス(業務内容の重圧)

今回は業務内容の重圧についてのストレスの話を紹介したいと思います。

看護師の業務は、基本的に医師の補助・日常生活の援助となります。
医師の補助とはいえど、ただ医師の指示に従って業務を行うわけではなく、患者様の体調変化や緊急時対応は看護師自身が判断を行う必要があります。
病棟看護師が入院患者様に毎日行うバイタルサインの観察は体調の変化を見逃すと重篤な事態を引き起こす可能性もあるため、重大な責任が伴います。

さらに投薬など看護師の業務内容の特殊性から、ほんの少しのミスが患者様へ危害を加える結果になってしまうため、絶対にミスが許されないという緊張状態での業務を強いられています。
患者様やその家族からの訴訟が増えている現在、看護師はたった一つのミスで人生が変わってしまう可能性すらあるのです。
それだけの重圧の中で毎日の業務をこなすのがストレスとなってしまう看護師はとても多いのです。

看護師という職業には責任が伴いますが、重圧を背負う必要はありません。
過度に萎縮せず、患者様にとってよりよいケアを提供できるよう努めましょう。

ミスを恐れながら業務を行うこともストレスとなります。
命を預かる仕事を選んだとはいえ看護師も人間であり、また人間はミスをするものです。
重要なのはミスを恐れることではなく、ミスの予防法を考えることです。
ミスの予防法として、ダブルチェックや事前に自分のミスしそうな部分をピックアップしておき実施前にその項目を確認すること、上司や先輩に相談し指導を受けることなどが挙げられます。
看護師の業務をするにあたって適度な緊張感は必要となりますが、過度の緊張・焦りからミスは起こりやすくなります。
そのため、自信を持ってケアを行えるように実施前には必ずシミュレーションを行っておくとよいでしょう。

あまりにも業務に重圧を感じてしまうという方は、転職して診療科や職場を変えることもよいかもしれません。
診療科によっては職場の雰囲気も異なりますし、転職することで重圧を感じずに済むような職場が見つかる可能性もあります。

ストレスをあまり溜め込まず、自分らしく働けるようにしていきたいですね。

今日の部屋持ち:のん

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