看護師のストレス/原因と予防・対策を考えてみる

看護師のストレス(業務と給与のバランスが悪い)

看護師は業務にストレスを感じることの多い職種だと言われていますが、実際にどのようなストレスが多いのでしょうか?

看護師の感じているストレスの中で意外と多いのが、給与に関してのストレスです。
一般的に看護師は他の職種に比べて給料が高いと言われていますが、何故看護師の多くは給与に関してストレスを感じているのでしょうか。

実際に一般職に比べれば給与水準は高く、普通に考えれば文句はないはずだと思われがちです。
しかし、看護師は患者様の生命に関わる業務を行っています。
ほんの少しのミスが患者様の生死を分ける結果になりかねないという極度の緊張感の中で常に業務を行っています。
さらに近年モンスターペイシェントと呼ばれるような患者様やその家族からの訴訟も増えているため、看護師は訴訟のリスクまでも負って業務を行わなくてはならない状況におかれています。

現在、患者様からのセクハラ・暴力などの問題行為も多く存在しています。
認知能力に問題のある患者様からセクハラや暴力行為を受けた場合、ほとんどの看護師は泣き寝入りすることになります。
これらの行為で看護師を辞する方も多いため、これらをなくすことが病院の課題となっていますが、精神疾患や認知症など病気の特性上、完全には防ぐのが難しいというのが現状です。

また、病棟看護師は日勤だけでなく夜勤も行っているため、生活リズムの乱れから体調を崩しやすい状況にあります。
それだけでなく看護師不足からの残業・研修などへの参加のための休日出勤・休日返上での看護研究など、プライベートがない状況の看護師も多くいます。

これらのような看護師にかかっている負担に、給与がつりあっていないというのが多くの看護師の本音です。
いくら他の職種と比べて給与水準が高いとはいえ、自身の身を削って勤務するのは辛いですよね。

給与に関して納得がいかない場合は、転職することで自身の労働に見合った収入を得ることができるかもしれません。
あまりストレスを溜めすぎず、自分らしく働いていけるようにどうしたらよいのかをしっかり考えてみるとよいと思います。

今日の部屋持ち:のん

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