看護師はストレスを感じることの多い職種だと言われています。
きちんと溜まったストレスを解消できているうちはよいですが、あまりにも大きいストレスが継続的にかかることで、体調を崩してしまう看護師も少なくありません。
実際に私の友人の看護師で、救命病棟で勤務していましたが仕事の重圧と人間関係の悪さが原因で体調を崩してしまい、緊張すると手が震えて業務に支障が出るようになってしまったということがありました。
その友人は結果的に救命での業務を続けることが困難となり他の病院に異動することになりました。
現在は元気に働いていますが、数年経った現在でも当時のことを思い出したり緊張したりすると手の震えが出てしまうそうです。
彼女は「どうせ経験を積んだら退職するつもりだったのだから、このような後遺症のようなものが残る前に退職していればよかった」と常々言い続けています。
彼女の場合は体調が良くなった後は看護師として働くことが可能でしたが、中にはフラッシュバックや看護師という職種への恐怖感から看護師として働けなくなってしまう人もいるそうです。
現在大きいストレスを抱えている方は、そうならないためにもストレスで体調を崩す前にしっかりと対処することが重要です。対処とは、まず第一に自分なりのストレスの発散方法を見つけることが挙げられます。
ストレスの発散方法は、休日に買い物をすることで発散できる人、友人と話をすることで発散できる人など人それぞれです。過度な飲酒や衝動買いなどの浪費といった不健全な方法は出来るだけ避け、健全な自分なりのストレス発散法を見つけましょう。
また、ストレスを発散するだけでは根本的な解決にはなりません。根本的な解決とはすなわち、ストレスの原因を除去することです。
しかしこれは、看護師一人の力では解決が難しいことがほとんどです。自身で解決できそうであれば努力し、無理そうならば上司に相談するのも良いでしょう。
当然それでも解決が無理なこともあります。自身での発散も難しい・原因も除去できないとなれば、ストレスの原因から回避するしか方法がありません。つまりは転職・退職を検討することとなります。
転職・退職をするとどのようなメリットがあるのか、逆にどのようなデメリットがあるのかをしっかり吟味しましょう。
看護師の場合はあまりに短期間でなければ、転職を繰り返しても就職に不利にはなりにくいです。とはいえ、簡単に転職してしまうと看護師としての経験・技術が身につかないため、ある程度の年数は一つの職場で勤務することが望ましいでしょう。
ストレスを抱えたままの勤務は、業務に対してのモチベーションも上がりにくいためできるだけ解決したいですよね。よりよい精神状態で勤務できるように、自信の勤務環境について考えてみましょう。
今日の部屋持ち:のん