職場を替えたい/看護師の転職事情

育児中の看護師の転職先には病院内託児所が必要

育児をしながら働くというのは大変なことです。
それが過酷な仕事の看護師となればなおさらでしょう。
看護師は転職が容易な仕事ではありますが、求人側としては育児中の女性の雇用を避ける傾向があります。
子どもがいれば、急に仕事を休まなければいけないこともあるでしょう。
子どもは免疫力が弱いため、昨日までは元気だったのに、今日になって急に調子が悪くなることもあります。
急に休みを取ってしまうと、職場の誰かにどうしても負担がかかってしまいます。
職場に迷惑をかけてしまう可能性が高いということです。

育児をしながら転職先を探すためには、託児所が必須となります。
理想的なのは病院内に託児所が用意されている職場です。
子どもの送り迎えをする必要がないので、時間・労力の面でも楽になるでしょう。
朝の10分は非常に貴重であり、それだけ早く起床する必要がありますし、自家用車を使用しているなら燃料費の増加にもつながってしまいます。
週数回のパート勤務ならばまだ楽でしょうが、フルタイムで働くとなると大変です。
病院内託児所があれば、職場通勤だけを考えればいいので気持ちもずいぶんと楽です。

そして、子どものことを気にせず仕事に集中できるのもメリットです。
すぐ近くに子どもがいるという安心は余裕にもつながります。
仕事に集中できるので、万が一子どもが体調を崩してもすぐに対処することができます。
これは病院側としても非常に大きなメリットがあるのです。

求人サイトを見ても、病院内託児所を設置した職場が増えています。
これには、病院側が看護師を集めたいという意図もあります。
看護師が不足している病院は多いため、他の職場よりも魅力的な条件を提示して、人材を集めようとするわけです。
そのため、給料・福利厚生のほか、病院内託児所、療養施設を設置する職場が増えてきています。

託児所のスタッフは保育士がメインで、子どもの相手をするプロでもあります。
子どもにストレスを与えないように、個々人の能力を引き出してあげることを得意としています。
託児所に子どもを預けたら、コミュニケーション能力が高くなった、笑顔が増えた、友達ができた、といった嬉しい効果も期待できます。
子どもの人格は幼少期に形成されると言われます。
託児所・保育園に預けるような子どもに対して、寂しい思い、悲しい思いをさせるのは好ましくありません。
院内託児所は、院外託児所よりも料金がリーズナブルというメリットもあります。
1日数百円で子どもを預かってくれる託児所も存在しています。
育児真っ最中の看護師が転職するなら、病院内託児所は条件から外せないでしょう。

今日の部屋持ち:onoi

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