看護師のお悩みとお仕事的コラム

死と向かいあうことの看護師のストレス

一人前の看護師になるためには、死と向かいあえることが重要となります。
これについては、看護学校でも教育を受けるでしょう。
学校時代に「死と向きあう自信がない」と感じれば、そのまま退学してしまう方もいます。
看護学校を卒業した方ならば、死と向かいあうことに対する心の準備はできているはずです。

とはいえ、実習と実務では異なる部分も多いです。
ホスピスなどは頻繁に患者さんを看取ることになります。
美容整形、整形外科など、死に直結することが少ない科もありますが、全般的に死と向きあうことを避けられない仕事なのです。

死と向かいあうことのストレスは、自分でコントロールするように努力するしかありません。
患者さんに対して感情移入をしすぎると、死と向きあうのがつらくなるものです。
あくまで看護は仕事と考えられる人ならばいいのですが、これは性格的な問題なので努力だけで改善できるものでもありません。

死と向きあえないのは本来看護師として失格ですが、だから即退職ともいきません。
生活がかかっているわけですから、美容整形、整形外科、外来などの職場に転職することも考えましょう。
看護師の職場は病院だけではありません。
介護施設、企業、医務室、健診ルーム、献血センターなどの仕事もあります。

看護師の転職サイトでは、気楽に働ける職場も取り扱っています。
転職コンサルタントに事情を伝えておけば、あなたに合った職場を紹介してくれるでしょう。
仕事における問題は自己解決するのが理想ですが、それができないときは専門家に相談することです。
甘えて逃げるのはよくありませんが、無理をする必要はないのです。
無理をして働いていても、自分に負担がかかってうつになり、休職を余儀なくされることもあるでしょう。

無理だと感じたことは、自分で素直に認めることが大切です。
なんでも自分だけで解決しないこと、そして困ったときはコンサルタントに相談しましょう。
相談するだけで、随分と気持ちは楽になります。

今日の部屋持ち:いずみん

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