１２月といえば、クリスマスや年末などのイベントがある季節ですよね。その一方で、師走という言葉があるように、お仕事はてんてこまいです。しかしながら、何といってもインフルエンザや風邪の流行の季節とも言えることができるでしょう。そこで、今回、１２月は風邪を引いたらすぐ受診！ということで、啓蒙活動を行っていきたいと思います。
それでは、なぜ１２月はすぐに受診した方がよいのでしょうか。もちろん、風邪を引かれた際は、早めに受診することをおすすめしますが、１２月は特に早めに受診された方がよいでしょう。その理由の一つに、年末にかけて病院が込み合うということが予測されます。
患者さんはご無理をされて、お仕事をされ、年末に休みを取って受診される方が多いように思います。その結果、そのような考えの方が多く集まり、診察待ちの方が増え、診察までとても長い時間を要してしまいます。
また病院の開院時間外であれば、救急外来を受診する形となってしまいます。つまり、救急外来の受診上、お薬を多く出すことができません。そのため、年末年始は薬剤が切れたら、再度、受診しなくてはならなくなってしまいますので、時間がもったいないですよね。
何より、安心して年末年始をお過ごしされたいのであれば、年末にかけて受診するのではなく、１２月は早めに受診しましょう。
ただし、受診に至らないまでも、健康管理は大切です。１２月は早めの受診を心がける一方で、特に健康にも気をつける月間でもあります。私は年末に救急外来でお仕事をしていたことがありますが、もっと早く受診すれば、お薬を多くもらって、年末年始に対処できなのに、と思ったことが多々ありました。
それから、年末にかけてのけがですが、娯楽を楽しむことで危険は伴うものです。もちろん、救急外来で働いていた時は、調子に乗りすぎで、けがをしてしまった方も多く受診されています。
まずは何より、ご病気やおけがないように年末年始をお過ごしできるように願っています。
今日の部屋持ち：bis