看護師のお悩みとお仕事的コラム

マネするのは、イケメンよりもケアメンでしょ

テレビや雑誌、それから通りすがりの人もいますよね、イケメン!日常用語としても、定着してきたイケメンですが、それを通じて育児をするイクメンという言葉も出てきました。

そこで、今回、ご紹介するのは、何と「ケアメン」です。

聞きなれない方も多くいらっしゃるかと思いますが、そのポテンシャルは、イケメンより高いのではないでしょうか?

現代社会では、ご高齢の方が多くなってきているのはご存知ですよね。そこで、ご高齢の両親や妻を介護する男性が増えてきています。長野県松本市では、介護の基礎知識を学んでもらおうと、初めて参加者を男性限定で開講しました。

具体的な内容としては、男性11人が寝たきりのご高齢の方の移動方法、あるいは効果的な声かけの仕方などを学んだそうです。また、現場体験を踏まえながら、歩行の際の支え方や排泄のポイントを解説として加えています。

このように、介護の中での男性の存在は、大変貴重なものです。今の時代では、すでに高齢者が高齢者を介護する時代に突入してきました。その中で、男性が介護者になるということは、もちろん、力の面でも安心できますし、紳士的な態度で行うことで、こころも豊かになるのではないでしょうか。

しかしながら、今回のこの講演では、「男性は1人で頑張りすぎてしまう傾向がある」と注意を呼びかけています。男性として、プライドを持つことはとても大切です。それを1人で抱えなくてはいけないというプライドではなく、相談したり、頼めるといったポリシーを持つことも大切ですね。

介護の重要性を広げるケアメン。

今後の日本の未来にとっては、おそらく、必要不可欠な存在となるでしょう。1人でも多くの人が安心して介護が受けられるように、そして、1人でも多くの人が介護者となれるように、これからも医療における介護を整えていきたいものですね。

看護や介護は、女性の職業という概念はむかしの話です。男性も女性も同じ目的や目標に向かう時代ですので、ぜひ男性の方はこの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

今日の部屋持ち:bis

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