看護師のお悩みとお仕事的コラム

辞めたくなった新卒看護師・新人ナースの方へ

夢と希望を持ち憧れのナースになったものの、残念ながら新人のうちに退職という道を選んだ看護師もいます。勿論、人それぞれ事情があってのことですが、仕事を初めて3ヶ月くらい経った時期が、新人ナースの最初の節目となることが多いです。

確かに看護師の仕事は、決して楽な仕事ではないです。日勤夜勤を繰り返すシフト通りに出勤せねばならず、そのため慣れるまで生活のリズムが狂ってしまうことは多くあります。

また、患者の命を預かるとても責任重大な仕事ですし、一生懸命看護していても、病気や怪我の不安感から患者に辛く当たられることもあります。

全てのことに対して初めてのことでありながら、その不安とプレッシャーに潰されてしまった人、逆にそれに打ち勝ち一人前のナースに育った人、看護師にもいろいろいます。この前者と後者の違いはどこにあるのかというと、1つはどんな先輩看護師が周りにいるか、ということが重要になってきます。

新人ナースは、仕事を覚えることに必死です。それでも、業務でもたついたり覚えが悪かったり、同じ間違いを繰り返したりということは日常茶飯事です。そんな時に、厳しく指導する先輩がいる一方で、優しく慰めてくれたり悩みを聞いてくれたり、力強く励ましてくれるような先輩がいたなら、決して看護師を辞めることはないでしょう。

しかしながら、周りの先輩が素晴らしくても、新人ナースである張本人がしっかりした気持ちを持っていなくては話しになりません。

看護師に憧れが強いほど、実際に働き始めたときにリアリティーショックを感じてしまうものです。しかし、そこで幻滅することなく現実をしっかり見つめて、日々成長できるように勉強していく、そんな強さが新人看護師には必要なのです。

せっかく取得した国家資格ですから、新人のうちは必死に勉強してなりふり構わず仕事に打ち込みたいものです。

一度逃げればそれがクセのようになり、どこに行っても逃げ続けるようになってしまいます。安易に退職してしまった人は、他の職場にいっても長続きしないはずです。なぜなら誰でもどこでも新人を経験するのですし、どんな仕事をしていても嫌な部分や困難は必ずあるからです。

壁や困難にぶち当たるのは頑張っている証拠であり、成長している証拠です。ですから、辞めたいと思った時にどんな行動をとるのか、それによって将来は全く違ったものになります。

困難を乗り越えた経験は必ず自分自身の財産になりますし、新人から脱却できるきっかけにもなります。学生時代の辛い実習も乗り越えてきたのですから、必ず頑張れるはずです。辞めずに踏ん張った経験は、必ず一生の宝、人生の糧となります。

今日の部屋持ち:onoi

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