看護師のお悩みとお仕事的コラム

ノロウイルスの脅威!それは2月もノロノロ続きます

冬に流行するウイルスといえば、ノロですよね。この時期、ニュース沙汰にもなれば、病棟内でも大きな問題となっているのではないでしょうか。ノロウイルスの感染経路としては、ノロウイルスで入院された患者さんから他の患者さんへ感染させてしまった、なんてことも多々あるでしょう。

そのような時の救世主というと、脚光を浴びるのは医師かもしれませんが、縁の下の力持ちといえば、実は新人看護師や経験の少ない看護師なのです。なぜなら、経験の少ない看護師は、なかなか感染に対して意識が低いもの。もちろん、正確な知識を持っているかもしれませんが、実際に院内感染が起こった時に立ち会ったわけでもなく、イメージがつかないことは多々あるでしょう。しかしながら、その中でも、一処置一手洗いといった基礎的な看護技術を行うことで、感染は未然に防ぐことができます。

医療従事者は、とかく、患者さんの治療に補助を行うことによって、回復することに喜びを覚えますが、実は何もないことの方が大切なことが多いのです。それは患者さんに感染をさせず、院内に広めないという、普段何気なく通り過ぎていることなどです。つまり、感染の問題を起こさずに経過することは、とても重要だということですね。

経験の少ない看護師さんは、新たな場面への対応や知識、あるいは技術の獲得で余裕がないかもしれません。しかし、手を洗う、マスクをする、手袋を装着する、エプロンをするなどといった基本的なことが患者さんにとってのケアの一つとなります。

ノロウイルスは、2月もノロノロと引き続くことでしょう。ノロウイルスは、ご存知の通り、嘔吐や下痢が主症状ですので、脱水の危険があります。つまり、体の水分量が比較的に少ないご高齢の方は、命にも危険が及んでしまうということです。普段、何げないことが患者さんの感染を防ぐことから、一息つきながら看護に従事することは大切ですね。

新人の看護師さんは、あと一カ月で一年です。

一年間、頑張ってこれた自分にも褒めてあげる時期ですよ。

今日の部屋持ち:bis

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