看護 医療 福祉業界的ニュース&コラム

NPO法人が若手医師を育成していく!?

若手の育成は、医療業界に限らず、どの業界においても必要不可欠なものです。特に手に職と言われる職業の場合、先人の技術を身につけ、それを後世に伝えることが発展に繋がります。医療業界は、まさに手に職を持つ職人の業界でもあります。

そんな医療業界の若手を育成するため、NPO法人が研修プログラムを実施しています。

研修プログラムを実施ているいるNPO法人は特定非営利活動法人GROWで、医師の育成を始め、様々な形で医療に貢献しているNPO法人になります。

そのGROWが行なっている事業の一つが医師の育成になります。日本で学んだ医学を世界で活かし、世界で学んだ医学を日本で活かす。この相互の関係で医学の発展を促し、より技術力の高い医師の誕生を目指します。

GROWで行なわれている研修プログラムのは、主に若手を対象としているもので、研修期間は4年と長期に渡ります。最初の2年は国内のGROW提携医療機関での研修を行い、3年目には国外で研修を行ないます。そして、最後の4年目に日本へ戻り、提携病院での研修を経て研修プログラム修了となります。

国内だけではなく海外へも行き、海外の医療技術の習得を行なう事が出来る機会と言うことで若手を中心にGROWの研修プログラムは注目を集めています。

GROWの研修は若手を対象としているものですが、日本を襲った東北大震災の際には多くの医師が必要になったこともあり、より高度な医療技術や知識を持った医師の存在の必要性が求められました。

そのことからも、若手に限らず、希望する医師には積極的に国内に留まらずに海外への留学、研修などを行なう制度を整え、日本の医師のレベルアップを図ることこそが日本の医療の発展に必要な事であると思われます。

現状の日本は、大きな病院になれば派閥などの問題もあり、どうしても医師の育成が阻害されてしまう傾向にあるのが現実です。その状態を打破するためにも、こうした研修制度をもっと広く活用できる支援を打ち出すことが必要であると私の周りでも議論がなされていました。

今日の部屋持ち:いずみん

-看護 医療 福祉業界的ニュース&コラム