看護師のストレス/原因と予防・対策を考えてみる

看護師のストレス(医師やその他の医療従事者との人間関係)

看護師の抱えるストレスの中で最も多く挙げられるのが人間関係についてです。

ここでは、医師やその他の医療従事者との人間関係におけるストレスについてピックアップしてみたいと思います。

まず看護師の働く環境は、医師・理学療法士・医療事務・介護士などの他職種との連携が多いです。
中でも看護師の基本業務が医師の補助というだけあり、医師との連携は圧倒的に多いです。

病棟・外来では、基本的に医師の指示に従い医療行為を行うため、その人間関係はとても重要となります。

よく挙げられるストレス原因として、医師がほとんど病棟に来ず意思の疎通が図りにくい、医師の指示が適当すぎて困る、医師が看護師に対して横暴な態度を取る、などがあります。
医師の指示に従うことを業務内容としているからといって、看護師は医師の何でもいうことを聞く道具ではありません。
医師・看護師はそれぞれの役割をもった一つのチームであるべきなのにもかかわらず、看護師をチームの一員として見ずに、小間使いのような扱いを強いる医師もいるのです。
どうしても業務内容からいって看護師は医師よりも立場が低いのが現状ですが、あまりにも横暴が過ぎるというような場合には、パワーハラスメントに当てはまる場合もありますので、しっかりと看護師長などの上司に相談するようにしましょう。

看護師が比較的よく関わる他職種といえば他に、理学療法士・作業療法士などのリハビリテーション関連の職種があります。
理学療法士や作業療法士などのリハビリテーションの先生に関するストレスとしては、無茶な訓練を要求される・看護師が何もしていないというような嫌味を言うなどが挙げられました。
リハビリテーションの先生は患者様の出来ることを増やす・これ以上悪化しないよう現状維持するために、リハビリテーション計画を組んでいます。
カンファレンスなどで、現在の患者様はここまでは自分で出来るので見守ってください、訓練になるのでこの方法を日常生活でもお願いしますなどと言われることがあります。
もちろん患者様のためを思えば、自立を目指して訓練を行うことは重要ですが、看護師の業務を考慮せずにそのようなことを言われても難しいのが実際だったりします。
このような意識のズレが理学療法士などへのストレスを生んでいると考えられます。

多職種との連携も看護師の役割ですが、あまりにもストレスが溜まるようであれば上司に相談し、対応を検討してもらうのも一つの方法です。
ストレスを軽減して、いきいきと働くために積極的に行動してみましょう

今日の部屋持ち:のん

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