来年度の厚労予算はご存知でしょうか?
なんと、初の30兆円を超えるということで、過去最大になります。これは、2013年12月24日のニュースになりますが、今年に大きく響くことでしょう。そこで、今回はこの厚労予算について、いくつかご説明していきたいと思います。
まず、厚労予算とは、何なのかというと、厚生労働省の予算ということです。厚生労働省とは、国民の生活の保証やその向上、社会福祉、あるいは公衆衛生に関して、労働者の働く環境の整備などを図っていくところです。その予算が、2014年では30兆円を超えてしまったということですね。
つまり、その背景は、やはり、高齢社会ということがあげられるでしょう。高齢社会といっても、ご高齢の方が増えるということだけを意味しているわけではありません。本質的には、ご高齢の方が増えた場合、加齢に伴う健康障害のこと見据えなければならないということですね。
これらの内容は、今回の厚労予算の30兆円の内訳を見て、どの部分が増加しているか納得することができるでしょう。
まずは医療費です。医療費は、簡単に言うと、一年間に患者さんが 医療に使用した金額の合計です。その予算が2014年では、11兆1,990億円となり、6.1%も増えたということです。
それに加えて、高齢者には欠かせない介護費も2兆6,257億円と5.4%も増加し、合計7,743億円の増加となりました。
専門的な立場からの視点では、今後はさらに高齢社会が進んでいくことになりますから、この初の30兆円超えは、めずらしいものではなく、始まりに過ぎないのではないでしょうか。この予算が増加していく一方で、何が若い世代に必要なのかは、今後、議論していく必要が多いにあるでしょう。
まずは、高齢社会であることを若い方々に知っていただき、その予算となる資源をどのように確保していかなければないのかを考えていく必要があります。
日本の未来のために、他人ではなく、私事で考えて行きたいですね。
今日の部屋持ち:ビスト